高次脳機能障害(失語症・記憶障害):5級2号(60代女性・福岡県)

高次脳機能障害(失語症・記憶障害)により5級2号を認定。

⑴ 事故の概要と障害内容
  被害者(69歳)が横断歩道を渡っていた際、停車中の乗用車の間をすり抜けてきた
 自動二輪車に跳ねられ、頭蓋骨骨折、脳挫傷、外傷性くも膜下出血の傷害を負った。
  一般的な会話はスムーズにできているものの、間違いが多く、内容が伝わらない
 というウェルニッケ失語と記憶障害が残存したもの。 

⑵ 立証上の問題点と着眼点
  ウェルニッケ失語の典型的症状を呈しており、軽度の失読も見られた。
  症状が確定しているため、検査方法に認定の鍵があると考え、あらためて、
 高次脳機能障害に関する医学書を確認のうえ、立証方針を定めた。
 
⑶ 立証作業
 ア 医師とのファーストアプローチ
   一介の行政書士が医師に検査をオーダーするとは不届き千万。
   お医者様にそう取られてしまうこともあるのです。
   そうなっては、クライアント様にご迷惑がかかり、目標とする認定領域にも
  到達できません。
   そのためにも、お医者様とのファーストアプローチはとても重要です。
   今回も担当医に診療時間外で面談のお時間を取っていただき、認定のシステムや
  立証方法をご説明し、ご理解を得ることができました。
 イ 多角的な失語症検査の実施
   初期評価を行うため、「標準失語検査」、「WAB失語症検査」、
  「特定機能・補足検査」としてSLTA-ST、構成検査、重度失語症検査を
  医師にオーダーし、ST(言語聴覚士)によって、実施して頂いた。
   次に、能力障害に関する「実用コミュニケーション能力検査」も今回、
  初めて実施した。
   また、医師やSTとも検討を行い、各検査の実施頻度として、回復期に
  1~2ヶ月程度の間隔で行っていただいた。
 ウ 1人暮らしのため「日常生活状況報告」が取れない
   第三者の観察による障害の程度を把握する「日常生活状況報告」は
  認定に必要不可欠です。
   しかし、今回のケースでは、クライアント様が1人暮らしのため、
  日々の状態の観察者がいませんでした。
   クライアント様は高齢でもあり、訪問介護のサービスを受けておられたので、
  介護ヘルパーを説得し、事故前と事故後の変化について「日常生活状況報告」の
  作成をお願いしました。
   その結果、「特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」と
  判断されるに至った。

⑷ 認定結果と感想
  やはり、医師をはじめとする医療従事者、さらに、クライアント様との信頼関係が
 とても大切と感じました。
  医療従事者が認定、立証のために神経に耳を傾けてくれることこそ、認定の近道と
 言えます。
  
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