外傷性頚部症候群:12級13号(60代男性・長崎県)

⑴ 事故の概要と障害内容
進路前方で発生した交通事故による影響で徐行運転していたところ、後方から時速約70kmの速度で追突された。追突の衝撃により、後頸部痛、両肩甲骨周囲筋の疼痛、こわばり、手指(第3・4・5)の痺れを訴える。

⑵ 認定上の問題点と着眼点
当職による事前のMRI画像読影により、C5/6、C6/7での椎間板の膨隆による神経根の圧排を確認できたが、同時に骨棘や椎間板の加齢変性も顕著であることも確認でき、マイナス所見を如何に克服するかが論点と判断しました。一点の望みは、髄内輝度変化の評価でした。

⑶ 立証作業
病院に付添同行し、必要な神経学的検査は全て実施していただき、

上肢腱反射:減弱(但し、左右とも減弱)
ジャクソン・スパーリング:いずれも陽性
筋萎縮:上腕1.5㎝、前腕1㎝の委縮あり
握力:15キロ低下

との結果が得られました。

医師もC5/6、C6/7での左神経根圧排を認めたが、当職が指摘をしても輝度変化までの判断はつかない・・との評価となりました。そこで、左手第3・4・5指の痺れに着目し、C5/6、C6/7の圧排所見による神経学障害レベルとの整合性と髄内輝度変化が確認できることを当職作成の「整合性判断に関する報告書」にまとめ、各医証と併せて提出しました。

⑷ 結論と感想
結果は、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として、12級13号の評価を得られました。実は、医師でもない当職が作成する報告書が認定資料となるものとは思ってもいません。では、何故、認定資料とならないものを作成するのか・・・自賠責調査事務所の職員で判断がつかない案件は、まとめて顧問医に読影させており、その段階で、「これこれ(髄内輝度変化)の所見はありますか」と聞くのです。そして、結果は、「提出の画像上、髄内輝度変化の所見は明らかではないものの、経年性の変性による脊髄の圧迫所見が認められ・・・腱反射の低下や・・認められており・・」との結果回答がなされました。つまり、当職の思惑どおり、髄内輝度変化の有無を確認して頂いたということと、「髄内輝度変化の所見は明らかではない」としながらも、「経年性の変性による脊髄の圧迫所見が認められ」という通常は考えられない評価がなされた珍しい認定ケースとなりました。これを分かりやすく解説いたしますと、「事故前から経年性変化(椎間板突出)は あったものの、これが事故によってスイッチが入り、疼痛や痺れが発生した」ということになります。感想として、「経年性変化がある方でも諦めてはいけない」ということをあらためて感じました。
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