CRPS(複合性局所疼痛症候群)

症状別の立証ノウハウ

関節の拘縮があること(可動域制限がある)

可動域制限がどの程度あるのか、医師による他動により判断します。
関節可動域の測定に関しては、非測定者の姿勢や肢位によって、各関節の運動範囲が著しく変化することに注意が必要です。
また、通常、一つの動作には数多くの関節の運動が加わっています。一関節の単独運動のみで行われていることは極めて稀です。
一方で、このような関節の共通運動は無意識に起こっています。
そこで、検査結果を解析する場合には、非測定者の心因的な面も十分に考慮されているのか、またそれが過度に評価されすぎていないか等にも着目しています。

骨萎縮があること(骨がスカスカになる)

立証するにあたり、最も困難なのはこの要件です。
交通事故による受傷と骨萎縮との因果関係を立証しなければなりません。
ここで・・・骨萎縮という言葉を見ると、漢字の表記から「骨が縮む」こと想像しませんか?
しかし、ここでいう骨萎縮とは「骨粗しょう症化」です。「骨量低下」を意味します。
骨萎縮は、レントゲンやMRIの画像によって判断できる場合が多く、骨シンチの結果でも萎縮の程度が見てとれます。
このように、レントゲンで確認できた骨折後早期の骨萎縮はズデック骨萎縮と呼ばれます。

骨萎縮

ただし、骨シンチを行っても必ず集積像が確認できるものでもなく、経験上、早い段階での検査が有効であったと感じています。

なかには、明らかにCRPSの症状なのに、レントゲンではその画像が表れないことがあります。
こればっかりは、ナゾなんです。どうしてそうなるのか分からない・・・。
表には出てこられない程の恥ずかしがり屋なのでしょうか・・・?
とはいえ、この状態では被害者の訴えをきちんと伝えることができません。

では、どうしたらいいか?
これに関しては、「経時的な検査」が最も効果的です。
そして、そのような継時的な検査をするには、当然、病院に足を運ばなければなりません。
ここでも、医師との信頼関係がモノをいうのです。

さらに、骨量は年齢とともに低下していきます。
そこで、被害者の骨の状態が受傷によるものなのか、加齢によるものなのかを判断するには、左右を比較し、その差で決することができます。

皮膚の変化について

MRIやサーモグラフィー検査によって、左右の皮膚温差が少なくとも1度以上の低下があるか否かで判断します。
初期のCRPSでは、皮膚温は上昇していることが多いです。
しかし、症状が長期化するとやがて皮膚温は低下します。
もっとも、皮膚温が低下していることが、直ちに事故による受傷でCRPSになったとは言えません。
例えば、被害者の心理社会的背景や、知覚低下、さらにはCRPS以外の慢性疼痛を有している等の要素が挙げられるからです。

仮に医師が「皮膚温の低下なし」と診断したとしたら・・・?
もちろん、追究させていただきます。
決して嫌がらせではありません!
実際の画像を見て、どの部位に皮膚温の低下がみられるのか、浮腫のところなのか、また、アロディニアの部分なのかを見極めて、医師に伝えるのです。
そのため、可能な限り医師面談に同行します。
可能な限りと書きましたが、実際に面談を嫌がられる医師もいますので、こちらが同行したくてもできない場面がでてきます。
そのような場合は、被害者の方に「是非とも医師と話しておいていただきたいこと」についてしっかりアドバイスさせていただきます。

サーモグラフィ

ちなみに・・・以前受任した被害者の方で、こんな出来事がありました。
それは、雪がちらつきそうなほど寒い冬の日。被害者の方が通院されていた病院で医師面談に同行する予定でした。
その日は「サーモグラフィーで足の指の温度を計測する検査」を予約しており、いつものようにしっかり結果と向き合う準備万端の私は、病院で被害者を待っていました。

待ち合わせ時間になり、病院に現れた被害者の方の格好を見た私、思わず「あちゃー」と頭を抱えました。
暖かそうな上着にズボン、そしてその下にはさらに暖かそうな靴下が!
しかも、重ねばき!!
・・・確かに、検査日は寒い冬の日でしたので、そんな日に外出するのだから暖かくするのは当然です。
加えて、被害者の方はCRPSの症状の一つである冷感を訴えていました。足の指は特に。

でも・・でも・・・・でも・・・・・・
重ねばきした靴下で温められた足では、検査結果の数値が変わる可能性が高い・・・。
実際に被害者の方が普段から訴えている冷感が数字上表れない可能性が高いのです。
「これはマズイなぁ・・・」と思いながら、検査結果を待つ私。

結果、左右の温度差が1度以上あったものの、やはり被害者の方が訴える症状が正確に数値に現れているとは言えないものでした。主治医の先生にも状況は伝えたのですが、さすがに結果を変えることはできませんよね・・・。
この苦~い経験から、
「被害者の方にアドバイスする場合には、あらゆる状況を想定しなければならないのだ」
と、心に深く刻み込みました!

皮膚温の変化を立証する際には、色調の変化を見る方法もあります。
これは写真によって判断します。例えば、手の色調を見るなら必ず両手を見比べ、色だけでなく浮腫の有無も判断します。
できるだけ、被害者に経時的な写真を撮ってもらうことをお勧めしています。

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