高次脳機能障害

絶対的認定要件2<画像所見による脳外傷の立証>

<画像所見による脳外傷の立証>

私は、<MRI>による撮影方法の種類にもこだわりを持ち、画像を読影するようにしています。
これまでの経験から言えることは、「撮影時期と撮影方法によっては、重要な病巣が確認できない」ということです。
ひとくちにMRIと言っても、撮影法の違いによっていくつかの種類があります。
全く同じ形に見えても、撮影方法が違えば違う形に見えるのです。
T2 star(ティーツースター)
水が多い部分が白く、出血は黒く見えるため急性期の病変がわかりやすい。
出血性病変の検出力が極めて高く、過去に発症した出血巣の確認ができる。
白黒のコントラストがはっきりしているため、脳実質内の病変の検出に適している。

FLAIR(フレア)
病変部位の水分だけを強調。
脳室と隣接した病巣が明瞭に描出される。
脳表面における病変を検出するのに非常に有効。

《T2 starとFLAIRの画像を見比べてみてください。》

T2 starFLAIR

私がMRIの種類にこだわる理由

交通事故にあってから病院へ行くことを想定してみてください。
病院では、身体の状態を調べるために検査をしますよね。
レントゲンを撮ったり、CTを撮ったり、MRIを撮ったり・・・
では、緊急事態で今すぐに何らかの処置を施さなければいけない、という場合はどうでしょう?
病院側としては、一分一秒を争う事態!正確な判断を下すためにも、より詳細な画像データは必要でしょう。
しかし、緊急事態ではMRIを撮っている時間がありませんので、レントゲンやCTの画像で判断します。
そして、無事緊急の状況から脱した後、患者さんの人格が変わってしまったようになったら・・・改めて検査をしますよね。
そのとき初めてMRIを撮った場合、果たして事故直後と全く同じ状況の脳が画像に映っているでしょうか?
受傷した後、日にちが経過すればするほど脳内は変化します。
本来ならば、受傷直後にMRIをとることが、詳細な画像データを確保する上で最も効果的です。しかし、上に書いたように緊急事態ではどうしようもない。
また、緊急事態でなくても、病院側がMRIを撮る必要はないと判断することもあります。
そこで、時間が経過した後でも微細な出血痕を捉えられるように、T2 starやFLAIRといったMRI画像を撮ることが大切になるのです。
さらに見逃せないのは、脳の撮影が「経時的に行われていること」です。
脳挫傷をはじめ、認定に欠かせないびまん性軸索損傷、脳萎縮を確認するには、経時的に撮影されていてこそ、病巣を発見し特定することができるのです。

これはいつも感じることなんですが・・・もっと重要なのは、医師との信頼関係かなぁ?と思います。
医師は置かれた状況下で最良の処置を施してくれます。
一方で、私が医師にあらためて何らかの処置(MRIを撮ってもらえるように等)を要請すると、嫌な気分になる医師もいらっしゃいます。
医師の診断を信用していないように感じるようです。
しかし、私は決して医師の診断を信用していないのではないのです。
事故のダメージが大きい故に治癒に至らないのです。
そのような事態になったとき、医師が協力的であるか否かは、患者さんである被害者の方と医師との間はもちろん、行政書士と医師との間の信頼関係も大切だと感じています。
実際、ある医師には「中川さんが来ると嫌なんだよなぁ」と言われます。
医師に「どうしてですか」と尋ねると、「だって、僕は完璧な治療をしたと思っているのに、中川さんは決まって後遺症があると言うでしょう?だから、僕の仕事を否定されているみたいでさ」と笑いながら軽い嫌味を言われます。
そのように感じられるのは不本意ではありますが、そういう会話ができるのも信頼関係が出来ているからなのかな・・・と、勝手に思っています。

<事故と外傷との因果関係>

事故にあったことで脳外傷による高次脳機能障害が発症した、といえることが必要です。
頭部への打撲があっても、それが脳への損傷を示すものでなく、その後通常の生活に戻り、外傷から数か月以上経て高次脳機能障害を思わせる症状が発現し、次第に悪化するなどの場合には、外傷とは無関係に内因性の疾病が発症した可能性が高いと思われます。
また、障害によって労働能力を喪失(低下)したことに関しても、因果関係が存在することが必要となります。
そこで、重要なのは、「受傷機転」です。
つまり、その怪我は、どのような経緯をたどって発生したのか・・ということです。

さて、ここが私の得意分野
高次脳機能障害など、受傷機転を知る必要がある場合は、検察庁より実況見分調書事件記録を取り寄せ、怪我に至った経緯を立証することとしています。
一般の方にはわかりづらい法律用語や記録の解析は、昔とった杵柄が役に立っています。
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